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アクマと私
第6章 中学三年生編2【樹里 side】
黙っているつもりだったのに、妙に鋭い拓磨にエッチなゴーモンをされて日野原君のことをしゃべってしまった。

拓磨は彼の名前を聞くと眉をひそめ、
「あんまり元気とは仲良くして欲しくないな」
と言った。

これは予想通り日野原君と仲が悪いのかなと思いきや、
「僕は意外とヤキモチやきなんだ」
からかうようにニヤリと笑って私の頬にキスをする。

その日は何だか煙にまかれたようなモヤモヤした気持ちで拓磨と別れた。




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