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アクマと私
第6章 中学三年生編2【樹里 side】
「なんで拓磨が来るの?ママ…お母さんは?」

拓磨の気が逸れたところで疑問をぶつける。

「家を出ようとしたらコンタクトレンズが落ちちゃって車の運転が出来ないって言うから、代わりに僕がママチャリで迎えに来たんだよ」

「ウッソ、やだ!お母さんたら…」

我が母ながらおっちょこちょいすぎて引くわ〜。


…互いの事情を簡単に説明し終えた私たちは、時間も遅いので事務員さんにお礼を言って帰ることにした。




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