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アクマと私
第6章 中学三年生編2【樹里 side】
「…『樹里ちゃん』か。相変わらず誰にでも馴れ馴れしいな、アイツ」

「ああ、日野原君のこと?」

自己紹介してすぐに『ちゃん』付けで呼ばれてビックリしたけど、嫌な感じはしなかった。

「ところで、なんでアイツが僕の志望校を知ってるんだろうね、樹里?」

「へ?あ、あのね、それは拓磨と日野原君が従兄弟だって分かる前にちょっと話題になっただけで、あの…」

「別に怒ってるわけじゃないんだから、そんなにビクビクしなくていいよ」

いやいや、声がメチャクチャ怖いですって!




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