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アクマと私
第6章 中学三年生編2【樹里 side】
──中学三年生の一年はアッという間で気がつけば年が明けていて、1月末の推薦入試を終えた拓磨は2月上旬には私たちより一足早く高校に合格した。
それまで余裕たっぷりに見えた拓磨も届いた合格通知に浮かれまくっていて、私を二駅先にある遊園地なんぞに誘ってきた。
「え、二人だけで?」
「蕗子おばさんが合格祝いにチケットをくれたんだ、樹里と行ってこいって」
…そんなことだろうと思った。
別にデートみたいとかそんなこと期待してなかったし、そもそも拓磨となんかデートしたいなんて思ったこと1回もないもんね!
それまで余裕たっぷりに見えた拓磨も届いた合格通知に浮かれまくっていて、私を二駅先にある遊園地なんぞに誘ってきた。
「え、二人だけで?」
「蕗子おばさんが合格祝いにチケットをくれたんだ、樹里と行ってこいって」
…そんなことだろうと思った。
別にデートみたいとかそんなこと期待してなかったし、そもそも拓磨となんかデートしたいなんて思ったこと1回もないもんね!