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アクマと私
第2章 小学生編【樹里 side】
「はーい。あら、樹里ちゃん」

おばあちゃんの顔を見てホッとした私は、
「プレゼントありがとうございました。これケーキのおすそわけです」
と心からの笑顔で言った。

「あらまあ、わざわざありがとう。ごめんなさいね、拓磨ったら女の子ばっかりで恥ずかしいからって帰ってきちゃって」

「え?あ、いいえ、それより可愛いシュシュをありがとうございました。それじゃ、私はこれで」

拓磨の名前を聞くのも忌々しくて、私は早々に立ち去ろうとしたのだけれど…

「ちょっと待って、樹里ちゃん」

「…はい?」

無視するわけにもいかず、足を止める。




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