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アクマと私
第7章 高校一年生編【樹里 side】
あいつは、そんなに甘ったるいことなんか考えてない。すべて計算ずくなんだから!

プリプリしながら家に帰ったら、諸悪の根元である拓磨が呑気な顔で杏樹の宿題を見てやっていた。

「あ、樹里ちゃん、おかえりなさい」
「おかえり〜」

「…ただいま」

何も言われないよりマシだけど、二人とも顔すら上げないってどういうこと?

「ママさんは急に夜勤頼まれて、パパさんは飲み会で遅くなるってさ」




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