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アクマと私
第7章 高校一年生編【樹里 side】
その表情に釣られてか、
「泣かないで、タッ君。ごめんなさい」
杏樹はウルウルと瞳を潤ませて拓磨に抱きつく。

「パパが帰ってきたら優しくしてあげるんだよ?」

「うん、分かった」


そういえば、すっかり忘れていたけど拓磨は今の杏樹くらいの年に両親を亡くしてたんだっけ…辛いこと思い出させちゃって、悪いことしたな。




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