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アクマと私
第7章 高校一年生編【樹里 side】
拓磨の部屋に引きずり込まれた時、バッグの中から着信音が鳴り出した。

スマホを取り出そうとしたら、
「まさか出ないよね、こんな時に」
拓磨にバッグごと奪われてしまう。

「返しなさいよ」

「たぶん元気だから、放っておいても平気だよ。さっきから僕がメッセージに返信しないから樹里の方にかけてきたんだろ」

「ちょっと待って、メッセージ?日野原君から?」

私は拓磨のキスを手で防いだ。




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