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第3章 中学一年生編【樹里 side】

「な、なに、今の…え？ウソ？あれ？」

私は頭がゴチャゴチャになって、意味もなく部屋の中をうろつき回った。

私の身に起きた重大な出来事を、すぐには理解できない。

今のって、アレだよね？
いわゆる、その…

『ほっぺにチュー』とは比べ物にならない、女の子にとって大事な…


「あああ！私のファーストキスがああッ」

奪われてしまったのだ、拓磨なんかに！