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アクマと私
第4章 中学三年生編1【樹里 side】
「言ったでしょ、おばあちゃんに留守を頼まれたって!それに、そこまで言われると逆に帰ってやるもんかって思っちゃう」

「僕がいるのに留守番する必要なんかないだろ!だいたい蕗子おばさんも樹里も、僕が年頃の男子だってこと忘れてるんじゃないか!?」

拓磨はベッドに腰掛け、天井を見上げる。

「ストレス、ストレスって、勉強のしすぎじゃないの?ストレス発散なら付き合おうか、ゲームとかさ」

ベッドの脇の学習机には参考書とノートが開いたままになっていて、私やクラスメイトが修学旅行を楽しんでいる間も黙々と勉強している拓磨が容易に想像できた。




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