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アクマと私
第4章 中学三年生編1【樹里 side】
「樹里は寝言までうるさいな、どこがゴーカンなのさ?ちっとも抵抗しなかった、っていうか、むしろ途中からはそっちから抱きついてきたじゃないか」

手を止めるどころか顔さえ上げずに、拓磨は私を鼻で笑った。

「う、ウソだもん。私、何度もイヤって言ったのに止めてくんなかったもん」

「イヤよイヤよも好きのうち、って知らないの?」

「なに、それ?」

「…聞くだけ無駄だったね」




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