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アクマと私
第4章 中学三年生編1【樹里 side】
タメ息をついた拓磨はまた黙ってしまい、勉強を続ける。

「…もうお嫁にいけない」

「なんでさ?僕のとこにくればいいだろ」

「…ん?」

私は自分の耳を疑った。
今、僕のとこにくればいいって言った?

「え、どういう意味?」

「僕が樹里を嫁にもらってあげるっていう、そのまんまの意味だけど?」




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