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第4章 中学三年生編１【樹里 side】

なん、え、そ、え？
え、え、そうなの？
拓磨ってば、そうだったの!?

「や、やだ、拓磨ったら…え、そんな、いつから？」

いつから私のこと好きだったんだろう？
あ、好きな子のことはいじめちゃうっていうアレだったわけ？
やーん


「いつからって…まあ、ちょうどいいのは樹里だなっていうのは、けっこう前から考えてたかなぁ」

ん？ちょうどいい？

「僕が知ってる誰よりも打たれ強いし、妙にポジティブだったり、ああでも蕗子おばさんに気に入られてるってことが決め手だったな」