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アクマと私
第4章 中学三年生編1【樹里 side】
いきり立つ私を拓磨はキョトンと見つめるばかり。
「別に好きじゃなくたって結婚はできるだろ?だいたい樹里だって僕のこと好きじゃないじゃん」
「…あ」
そういえば、そうだ。
拓磨のことを好きだなんて思ったこと今までなかった。
「ね、わかっただろ?つまりはそういうこと」
「…じゃあ、おばあちゃんが私より気に入るような女の子が現れたら拓磨はその子に乗り換えるの?」
「いや、もう樹里に決めたから」
「でも、もしすっごく可愛い子だったら?性格もスタイルも良かったらどうする?」
「別に好きじゃなくたって結婚はできるだろ?だいたい樹里だって僕のこと好きじゃないじゃん」
「…あ」
そういえば、そうだ。
拓磨のことを好きだなんて思ったこと今までなかった。
「ね、わかっただろ?つまりはそういうこと」
「…じゃあ、おばあちゃんが私より気に入るような女の子が現れたら拓磨はその子に乗り換えるの?」
「いや、もう樹里に決めたから」
「でも、もしすっごく可愛い子だったら?性格もスタイルも良かったらどうする?」