この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
溺れる金魚
第15章  彼の怒り
すれ違おうとして触れないようにと身を縮ませたのが彼にも分かった。

刹那強い風がキッチンからリビングを通って吹き抜ける。



彼女の髪が煽られてなびいた。


その瞬間佐野にははっきりと見えた。



彼女の首筋に赤みがかった痕がくっきりとついている。

「お前……それ、どうしたんだ!?」



発した声が怒りで震える。

かっと全身が熱くなる。



頭に血が上るとはこういうことか。


激高した感情をぶつけるように彼女の腕に掴み掛かった。

「え?」


何が起きたか分からずに眉を寄せながら怯える彼女にそれでも抑えきれずに乱暴に言葉をぶつけた。
/311ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ