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終止符.
第14章 想い
囁かれる言葉は、耳から胸に響き、奈緒はゴクリと喉の奥を鳴らして眼を閉じた。

縄で縛られているかのように、純の言葉は奈緒を熱く縛り、もがけばますます強く締め付けて身体の奥を疼かせた。


「奈緒さん…、ねぇ、もっと開いて…」


「やめて…あぁっ…」


唇を重ねながら、弱い場所をクチュクチュと指で探る。


「──…ンンッ……」


「もっと見せて…」


純は激しいキスで息切れしている奈緒の視界からいなくなり、スカートに潜り込んで下着を下ろし、足から奪い去った。


「じゅ、純…」


純は強引に奈緒の片脚を持ち上げ、太股を押し上げた。



あぁ、もう
ついていけない…



あまりの素早さに声も発する事が出来ないでいる奈緒を置き去りにして、純は奈緒を激しく舐め回し、ジュルジュルと音を立てて吸い付いた。


「ううっ…や、やめて──…ゃ、あぁっ…」


どうしてそんなに無遠慮に人の身体に触れる事が出来るのか、どうして他愛ない会話から急に、眼の色を変えて男になってしまうのか……


奈緒は理解に苦しみながらも、甘くなってゆく愛撫に導かれ、純が欲しくてたまらなくなる。


純は指を差し込み、中を優しくかき混ぜながら、奈緒を貪った。


「あッ…あぁっ……っ…純…」


ガクガクと腰が震えて指を擦ってしまう。

その度に蕾が吸われ、強い刺激から逃げようとする奈緒を苛めた。


「あぁっ…純、ねぇ、…お願い…もう…」


「奈緒さん、僕を欲しがって…」


純は立ち上がりジーンズと下着をいっぺんに脱いだ。


「純…早く…うぅっ…」


奈緒の唇にキスをしながら、純は硬くはち切れそうなペニスを、熱く痺れている蜜穴に触れさせて止まった。


「ねぇ、欲しがって…」

「お願い…はやく…」

「どうして欲しいの?」

二人は見つめ合った。


「…れて。」

「なに?」


意地悪なペニスは少しだけ中に入ってすぐに居なくなった。


「あぁン…、純…早く……い、挿れて…」


「あぁ…奈緒さん…」


純はゆっくりと挿入しながら奈緒を見つめた。


「あぁ……ンンッ…あぁっ…」

「気持ちいい?」

「…凄く…感じるの……ハッ…あぁッ…もっと…して…」


その声と感じている奈緒の表情に、純は堪えきれずに激しく突き刺し、奈緒は飛沫を散らして腰を震わせた。

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