この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
終止符.
第3章 逢瀬
フゥーっと息を吹き掛けると、蝋燭の火が揺れながら消え、小さな煙とともに燃えた後の匂いが奈緒の鼻をくすぐった。
「奈緒、ハッピーバースデー。」
薄明かりの中で、グラスにシャンパンを注ぎ、奈緒に渡しながら篠崎が言う。
「ありがとうございます。」
乾杯をして、シャンパンを飲む。
篠崎に見つめられ、奈緒は頬を染めた。
「こっちにおいで。」
ソファーに腰掛けた篠崎の隣に座る。
「奈緒。」
「はい。」
「営業部の森下を知ってるかな?」
「はい、営業部の人はみんな知っています。」
「うん。彼はなかなかのやり手だ。」
「何かあったんですか?」
「君に好意を寄せているらしい。」
「………」
「付き合っている男がいるのか聞かれてね。」
「部長はなんて?」
「わからないと言っておいたよ。」
「そうですか。」
「奈緒…」
「他の人と付き合う気はありません。」
「………」
「部長。」
「妬けたよ。」
「えっ?」
「ヤツに嫉妬した。」
「部長…」
「君と森下が裸で絡み合う姿を想像して嫉妬した。」
「やめてください。」
「ふっ…自分勝手な男だろう?」
ため息混じりに篠崎が言った。
「えぇ。でも嬉しい。」
篠崎は奈緒を熱く見つめ、そっと唇を重ねると、奈緒の服を脱がせながら舌を絡ませ、激しいキスを繰り返した。
「シャワーを…」
「待てないよ。」
「…待って…部長…服にケーキのクリームが…」
「あ、ごめん。そっと脱がせるよ。」
奈緒はTバック一枚にされ、シャツを脱いだ篠崎の膝に跨がった。
指でケーキの生クリームをすくって篠崎に舐めさせる。
篠崎の舌が奈緒の指に絡み付き、身体が疼きだす。
指先、指の間、手のひら、指の間…
妖しく奈緒を見つめながら、舌を這わせ、官能を呼び覚ます。
奈緒はクリームを両方の乳房にのせた。
「好きな場所を隠すなんて。」
「探してみて下さい。」
篠崎は両手を奈緒の背中に回し、左の乳房にのせられたクリームを舌先で舐め取った。
舌が乳首をかすめる。
「……っ」
乳首の周りをくるくると遊ばれ、残った場所にあるクリームは口に含まれたまま、舌で擦られ音を立てて吸われた。
「うぅッ…」
「奈緒、ハッピーバースデー。」
薄明かりの中で、グラスにシャンパンを注ぎ、奈緒に渡しながら篠崎が言う。
「ありがとうございます。」
乾杯をして、シャンパンを飲む。
篠崎に見つめられ、奈緒は頬を染めた。
「こっちにおいで。」
ソファーに腰掛けた篠崎の隣に座る。
「奈緒。」
「はい。」
「営業部の森下を知ってるかな?」
「はい、営業部の人はみんな知っています。」
「うん。彼はなかなかのやり手だ。」
「何かあったんですか?」
「君に好意を寄せているらしい。」
「………」
「付き合っている男がいるのか聞かれてね。」
「部長はなんて?」
「わからないと言っておいたよ。」
「そうですか。」
「奈緒…」
「他の人と付き合う気はありません。」
「………」
「部長。」
「妬けたよ。」
「えっ?」
「ヤツに嫉妬した。」
「部長…」
「君と森下が裸で絡み合う姿を想像して嫉妬した。」
「やめてください。」
「ふっ…自分勝手な男だろう?」
ため息混じりに篠崎が言った。
「えぇ。でも嬉しい。」
篠崎は奈緒を熱く見つめ、そっと唇を重ねると、奈緒の服を脱がせながら舌を絡ませ、激しいキスを繰り返した。
「シャワーを…」
「待てないよ。」
「…待って…部長…服にケーキのクリームが…」
「あ、ごめん。そっと脱がせるよ。」
奈緒はTバック一枚にされ、シャツを脱いだ篠崎の膝に跨がった。
指でケーキの生クリームをすくって篠崎に舐めさせる。
篠崎の舌が奈緒の指に絡み付き、身体が疼きだす。
指先、指の間、手のひら、指の間…
妖しく奈緒を見つめながら、舌を這わせ、官能を呼び覚ます。
奈緒はクリームを両方の乳房にのせた。
「好きな場所を隠すなんて。」
「探してみて下さい。」
篠崎は両手を奈緒の背中に回し、左の乳房にのせられたクリームを舌先で舐め取った。
舌が乳首をかすめる。
「……っ」
乳首の周りをくるくると遊ばれ、残った場所にあるクリームは口に含まれたまま、舌で擦られ音を立てて吸われた。
「うぅッ…」