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終止符.
第1章 隠し事
奈緒は仕事に没頭した。

けれども小さなミスが増え、日頃の働きぶりを知っている篠崎に何度か注意を受けた。

ミスを取り返そうと残業を続け、職場で具合が悪くなり、心配した篠崎が、奈緒の回復を待って食事に誘った。

篠崎との落ち着いたひと時は、奈緒の心を満たした。

送ってもらう車の中で、帰りたくないと、奈緒の方から誘った。

一度だけ。
真二への仕返し。
そして忘れよう。

そう自分に言い聞かせながら、篠崎に身を任せた。

だが奈緒は、篠崎の愛撫に酔いしれ、心まで乱され、今まで上げた事のない声を上げて悶えた。

何度も繋がり、自分から、はしたない程腰を振り、何もかもさらけ出して燃え上がった。

奈緒は大人の男の味を知り、淫らな女に変えられ、肉欲に溺れた。

奈緒にとって、篠崎だけが男だった。

社長の娘と結婚している篠崎に迷惑がかからないよう、会社から離れた知り合いのいない場所に引っ越した。


「愛してるよ奈緒。君だけが私を癒してくれる。」

「嬉しい。私だけを愛して。」


職場では上司と部下でしかなかった。

熱い視線で見つめても、篠崎が見つめ返してくれた事はなかった。

構わなかった。

お互いの立場をわきまえ、誰にも不信感を持たせない。

女子社員の間で、篠崎が話題に上ったら、奈緒は一緒になってキャーキャー言った。

心の奥深くで、優越感に浸りながら。


あの人の、心も身体も私のもの。
彼は私の男。


休日や、クリスマス、誕生日。一緒に過ごす事はなかった。


いいの。
わかってる。

仲の良い夫婦を演じていて。
冷えきった家庭に疲れたら、私の所に戻ってきて。


そんな風に時を過ごし、いつの間にか幸せな2年が過ぎていた。
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