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終止符.
第6章 狭間(はざま)

堅苦しい雰囲気にならないようにと、いつもの居酒屋で待ち合わせをして、集まったのは、沙耶と森下、千秋、奈緒の4人だった。
純はバイトで少し遅れると、沙耶にメールで知らせてきた。
「じゃあ先に乾杯しちゃおう。」
沙耶の言葉に頷き、4人で軽くビールジョッキを合わせる。
「お疲れさまー。カンパーイ。」
「お疲れ~。」
「っく~うまいっ!」
「やっぱ夏はビールだよね。」
注文した料理が次々と運ばれて、4人の舌も滑らかになる。
「ねぇ沙耶、森下さんとどうなってんの?」
千秋がさっそく切り出した。
「まあ、それはその…」
「はい。仲良くやってます。」
森下が答える。
「付き合ってるんですか?」
「俺はそのつもりです。」
「沙耶はどうなの?」
「えぇっと…森下さんがそうなら、私もそんな感じで…」
「あはは。なにそれ。今確認したの?」
「いや、じつは今日、ちゃんと沙耶ちゃんに言うつもりだったんだ。」
「えっ? やだ私余計な事しちゃった、ごめんなさい。えっ? 今沙耶ちゃんて呼びました?」
「あの、森下さん。」
頬を真っ赤にして沙耶が言った。
「はい。」
「あの、私、鈍いので、確認したいんですけど…。」
3人の視線を浴びて森下は、意を決した様に真面目な顔で、隣に座っている沙耶を見た。
「沙耶ちゃん。」
「は、はい。」
二人は向き合った。
「居酒屋で言うのもなんだけど…友達の前でちゃんと言えるのが俺の気持ちだと受け取って貰いたいんだ。…真剣に付き合ってみてくれないかな、その、俺と。」
ざわついた店内のその一郭だけが静かになった。
周囲の視線が沙耶に向かう。
「は、はい。あの、よろしくお願いします。」
「ありがとう!」
「やるねぇ兄ちゃん!」
「上手くやれよ!」
近くのテーブルを囲んでいたサラリーマン達が二人を冷やかしながら乾杯の声を上げ、森下は頭をかきながら立ち上がり、照れながら何度も会釈をした。
「よかったね沙耶。」
「森下さんてカッコイイじゃん!」
沙耶は嬉しそうに何度も頷き、奈緒に小さく「奈緒のお陰だよ。」と言った。
活発な沙耶がしおらしい。
ほんのり紅く染まった頬を見ながら、奈緒はまっすぐな恋をしている友人に見とれた。
「遅くなってすみません。こんばんは。」
純がやってきた。
純はバイトで少し遅れると、沙耶にメールで知らせてきた。
「じゃあ先に乾杯しちゃおう。」
沙耶の言葉に頷き、4人で軽くビールジョッキを合わせる。
「お疲れさまー。カンパーイ。」
「お疲れ~。」
「っく~うまいっ!」
「やっぱ夏はビールだよね。」
注文した料理が次々と運ばれて、4人の舌も滑らかになる。
「ねぇ沙耶、森下さんとどうなってんの?」
千秋がさっそく切り出した。
「まあ、それはその…」
「はい。仲良くやってます。」
森下が答える。
「付き合ってるんですか?」
「俺はそのつもりです。」
「沙耶はどうなの?」
「えぇっと…森下さんがそうなら、私もそんな感じで…」
「あはは。なにそれ。今確認したの?」
「いや、じつは今日、ちゃんと沙耶ちゃんに言うつもりだったんだ。」
「えっ? やだ私余計な事しちゃった、ごめんなさい。えっ? 今沙耶ちゃんて呼びました?」
「あの、森下さん。」
頬を真っ赤にして沙耶が言った。
「はい。」
「あの、私、鈍いので、確認したいんですけど…。」
3人の視線を浴びて森下は、意を決した様に真面目な顔で、隣に座っている沙耶を見た。
「沙耶ちゃん。」
「は、はい。」
二人は向き合った。
「居酒屋で言うのもなんだけど…友達の前でちゃんと言えるのが俺の気持ちだと受け取って貰いたいんだ。…真剣に付き合ってみてくれないかな、その、俺と。」
ざわついた店内のその一郭だけが静かになった。
周囲の視線が沙耶に向かう。
「は、はい。あの、よろしくお願いします。」
「ありがとう!」
「やるねぇ兄ちゃん!」
「上手くやれよ!」
近くのテーブルを囲んでいたサラリーマン達が二人を冷やかしながら乾杯の声を上げ、森下は頭をかきながら立ち上がり、照れながら何度も会釈をした。
「よかったね沙耶。」
「森下さんてカッコイイじゃん!」
沙耶は嬉しそうに何度も頷き、奈緒に小さく「奈緒のお陰だよ。」と言った。
活発な沙耶がしおらしい。
ほんのり紅く染まった頬を見ながら、奈緒はまっすぐな恋をしている友人に見とれた。
「遅くなってすみません。こんばんは。」
純がやってきた。

