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Dollと云う名の奴隷
第19章 反抗
「 代わりじゃないよ、あんな奴の代わりなんか要らないから。」
私はご主人様の言ってる意味が理解できないでいた。
「 はるかは私の婚約者だった。あの頃、島崎と3人毎日の様に居たんだ。そしたらあのオンナは私から島崎に乗り換えた。まだ、開業もしていない雇われの私より親の大病院を継いでいた島崎の方が魅力的だったんだろう。島崎には私とはるかが付き合っていた事を言えずにいたからね。あいつもはるかに気があるのを知っていたから。
権力や金、名誉があればこの世の中は何でも手に入る事を知った。あのオンナが教えてくれた事だ。だから私は努力した、誰にも負けないように。」
ご主人様はそう言うとポケットからタバコを取り出して火を付けた。
「 解放してください。私、もう…。」
そう言いかけた時ご主人様に腕を掴まれて監禁されている部屋に連れて行かれた。
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