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Dollと云う名の奴隷
第6章 悪夢のはじまり
目が醒めると私は見覚えのない部屋に居た

そして両手足首には革と金属で出来た幅広の輪っかの内側に黒い弾力材の様なものが付いているものが着けられている。
ピッタリとはめられたそれは自分では外せない仕様になっていた。

部屋の壁の一面は鏡張りで天井にはレールが引いてあってその先に鎖がぶら下がっている。
鏡張りの反対の壁には椅子の様なオブジェともとれる家具がいくつか置いてあり壁には何かを固定する為の金具が所々に付けられいる。
私が横になって居たベットにもいくつかの金具が付いていた。
窓のない部屋はなんだか息苦しくて私は出口を探す。
隣接された扉の向こうはトイレとバスルームだった。
そして、出入り口と思われる扉には鍵が外から掛けられていた。
私は急に不安になり神崎さんを呼ぶ。
ドアを何度も叩くと外鍵が外れる音がして神崎さんが現れた。
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