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第9章 絶望

まるで、服に付けられたかの様に乳首に横に貫通した形でネームプレートが下げられている。
「 何て言うのかな？」
ご主人様がニヤリと笑いながら私の顔を覗き込む様に見る。
「 ルカに素敵なネームプレートを付けて頂きありがとうございます。」
私は震える声で言った。
「 次はルカがもう、ここから逃げようなんて思いも出来ないようにしないとね。」
ご主人様は壁に掛けてあった棒を手に取ると私の目の前に持ってくる。
「 これさぁ、馬の調教の時に使う鞭なんだよ。痛みが偽物だとルカの躰はちゃんと私の躾を覚えられないだろうからね。」
ご主人様はそう言い終えると私の躰に向かってその鞭を入れ始めた。
鞭が私の躰に高い音を響かせると共に今まで経験した事のない痛みが体をはしる。