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Dollと云う名の奴隷
第10章 手中に堕ちていく日々
点滴をしている間にお風呂にはお湯が溜められていて、点滴が終わるとすぐにご主人様からお風呂に入る様に指示があった。

私はバスルームへ入ると湯船に浸かった。
身体中に激痛が走る。
滲みるとか痛いではなく1番近い感覚としては熱い。
お湯の温度はぬるめなのに身体中の傷がそう感じさる。
髪を洗い終わる頃ご主人様が入ってきた。
真っ白のTシャツに短パンでいつもと違う雰囲気だ。
ボディソープをたっぷり泡立てて身体を包み込む様に洗ってくれた後バスルームから出ると処置をしていつもとは違う、普通の服を渡された。

ここに監禁されてからの日々の生活は手枷、足枷、目隠しと口枷で身体の自由はほぼ無い。
聴覚と嗅覚だけが自由を許されている状態では嫌でもその感覚が研ぎ澄まされていく。
下着は着ける事なく、服はご主人様から毎朝渡されるデザインは色々だけど基本はフリルの付いたワンピースだった。
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