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Dollと云う名の奴隷
第10章 手中に堕ちていく日々
「 ルカはお酒に強いからこのくらい飲まないと酔わないよね。」
ご主人様はゆっくりとウォッカを注ぎながら私の耳元で囁く様に言う。
どのくらい飲まされたのだろう…。
酔いが回ってきた頃目隠しと口枷が外された。
改めて見ると恥ずかしい姿でベットに横たわっている自分がいる。
「 ルカ、今日は私たちが一つになる記念日だよ。」
ご主人様の言葉にこれから何をするのかを知る。
元彼以外の人と関係を持つのは初めてだ…。
ご主人様はワンピースののファスナーを下ろして胸を露わにする。包み込む様に胸を揉みながら指先で乳首を転がす様に刺激した。
「 うっ…。」
私は小さく声を出した。
…違う。元彼とのセックスの時そこを触られるだけで躰に快感が走っていたのに、ご主人様に触れられた時は気持ち良さより嫌悪感みたいな感覚が走った。
ご主人様に気付かれない様に私は目をつむりご主人様の愛撫に耐えた。
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