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Dollと云う名の奴隷
第12章 危険な快楽
点滴のみの栄養摂取から週末になればご主人様に連れられて外食する生活に変化していき始めた。
ここに監禁された当初にご主人様に切られた髪が少し伸びてきたので美容室に連れて行かれる事もあった。
それでも部屋にいる時は相変わらず拘束されていて体を自由に動かせない生活は変わらない。

シャワーの後、ご主人様が私の手首と足首を繋ぐ。
この拘束はセックスの時。
私は心を無にする。
ご主人様とのセックスで気持ちいいと感じる事が出来ずにいた。
私を拘束するとご主人様は下半身を露出し私の中に挿入してくる。
いつもの様にグラインドが始まると私はご主人様が果てるのを待っていた。
一瞬、ご主人様の動きが止まった。
目隠しされているので状況は見えない。
口枷の輪の中にご主人様の指が入ってきて舌を押された。
いきなりの行動に私はえずいてしまう。
次の瞬間、ご主人様の手が私の首をを覆った。
えっ?…どうしたのかと思うのもつかの間、ご主人様の手が私の首を絞めはじめた。
苦しくて私は顔を左右に振った。
それでもご主人様の力はどんどん強くなっていくばかりだった。
呼吸が出来なくて身体中に力が入る。
「 あぁ、ルカ凄いよ。中が凄い締まってくる!」
ご主人様の声が遠くで聞こえる。
窒息ってこんな感じなんだ…苦しいよ…。
自分の事なのにまるで他人事みたいな感覚になり始めた頃、苦しさがなくなりそれが快感にさえ感じ始めた。
エレベーターが急降下する時に感じる躰がフワッとする様な快感が躰を走った。
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