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私が愛した風俗の世界
第6章 新婚時代
外に出ると女の子になれた。
まだ20歳なのに……
友達は楽しそう。
私は妻と母にまだまだなりきれなかった。
私は自由になりたい……
でも、主人も子供も愛してる。
半年だけ、思いっきり仕事したいと主人に
言った……そしたらちゃんとするから……
この店ではまだ結果が出てなかった。
どうしてなのか……
わからないままいた。
若さとか見た目とかばかり気にしていた私。
私が出産、育児しているちょっとの間に
完全にバブルは終わり、
世の中の風俗の仕組みも少しずつ
変わっていっていた。
キャバクラと混じったようなお店はなくなって
ピンクサロンとなっていた。
最初から時間が決まり決まったサービスをする。
マニュアルもたいていの店がある。
辞めるなら、ちゃんと指名が返ってきて
それからじゃないと辞めたくないと思った。