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愛のシンフォニー
第4章 それぞれの愛
夜の街を歩いてみると風俗店にもいろいろとある。

本番まであるソープはムリだからやめておこう。ヘルスは本番はないけど、好きでもない人に裸を晒すなんてやっぱりイヤだなぁ。

おっぱいパブか・・好きでもない男におっぱいを揉まれたりちゅぱちゅぱと吸われたりするのを想像したら何だか気持ち悪くなった。

「可愛いし、スタイルもいいねえ。ウチの店で働いてみないかい?」

と何人ものスカウトに声をかけられるが、その度に逃げてしまう。いくら本番がなくたって好きでもない男に触られたりするのはガマンできない。

今はスカウトや客引きをしつこくするとすぐに警察のご厄介になるのを恐れてスカウトもあまりしつこくないのは救いである。

やっぱり自分にはなぎさのように好きな男の人を支えてあげるのはムリだと思う。
そう考えるとなぎさは強い女性だと思う。

イメクラ、ピンサロ、ハプニングバーといろんなお店を見て回るがどこも働きたくないと思う。

しばらく歩くとキャバクラが目についた。
体験入店1万円とある。看板の女のコはみんなキレイなドレスを着飾っている。

キャバクラならお触りとか裸になることはないよね。
それに体験入店1万円は魅力だ。1万円あればそんなに贅沢をしなければけっこう素敵なデートができるよね。
とくちゃんと一緒なら遊園地もいらないし、お洒落なレストランもいらない。

普通に公園とか回って適当に安くて美味しいお店で食事をして、いっぱい、いっぱい、お話ができればいい。
そうだ、デートの日はイベントがあったからそこで一日過ごせば1万円あれば充分よね。

そんなことを思いながら美樹は看板の女のコたちのキレイなドレスを見つめていた。

「やあ、入店希望のコかい?君のようなチャーミングなコなら大歓迎さ」
と爽やかそうな男が声をかけてきた。どうやらこの店の店長らしい。

「あ、あの・・あたし、お触りとかそういうのお断りなんですけど、大丈夫ですか?」
と美樹は少しおどおどとして尋ねる。

「安心してください、お触りとかはNGですよ」
と店長はどこかのお笑い芸人みたいな口調で答える。

「とりあえず体験入店ってことで、気に入ってもらったら本格的に働いてもらえばいい」
と店長は爽やかに言った。

その頃、徳造はとあるラウンジで演奏会を行っていた。
徳造の演奏が終わると盛大な拍手喝采が起こる。


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