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幸せの欠片
第7章 夫の企て
 シャワーで綺麗になると、ようやく麻衣の口から言葉が出た。


「ありがとう、アリア」

「大変でしたか?」

「はい……」

「でも、もう綺麗になったから大丈夫ですよ」

「はい……」

 今日は、もうこれで家に帰してもらえると思っていたら、違った。

「では、戻りましょう」

「まだ、何かあるのですか?」

「今のは準備ですから」

 そう言われて、ガウンを着せられた麻衣は驚いたが、アリアの案内について、また檻のような部屋へ戻った。



  入ったところのトイレの扉を見ると、さっきの自分の痴態を思い出し、それだけで恥ずかしくなってしまう。

 アリアは何も言わず、櫂が脇に立つベッドのところまで案内してくれた。

 櫂は、ベッドの上に道具を並べて、手には首輪を持って待っていた。

 アリアは首輪を受け取ると、それを麻衣の首につけ、ガウンを取ってから、また後でねと、出て行った。


「麻衣さん、お疲れ様でした」

「………」


 麻衣は、あんなところを見られ、恥ずかしさでいっぱいだったので、言葉を発することができなかった。

 櫂は、手に鞭を握っていた。


「さぁ、今日も歩く練習です。でも、その前に、綺麗になったところを見せて頂けますか?」

「………」


 黙っていると、ピシッと背中に鞭が飛んできた。


「は、はい、ご主人様」

「それでいいんです。さぁ、こっちにお尻を向けなさい」

「はい」

「もっと、高く上げなさい」

「はい」


 麻衣は消え入りそうな声で返事をすると、膝を少し伸ばし、櫂の方にお尻を向けた。


「可愛いですよ、麻衣さん」


 櫂は、そう言いながらお尻を撫でると、ゼリーをつけてアナルに指を入れた。


「うっ……」


 痛みはなかった。

 櫂は、このくらいかと確かめながら、アナルに何かを押し込んだ。

 一瞬、また先ほどと同じことをされるのかと緊張したが、それ以上は何も起こらなかった。


「いいですか? これを落としてはいけませんよ」


 そう言うと、櫂は、ベッドの周りを歩くように指示し、麻衣は、一生懸命歩いた。

 やはり20分も歩かされただろうか。


「はい、じゃあ、今日は終わりですよ」と言う櫂の声に、緊張がいっぺんに解けて全身の力が抜ける気がした。

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