この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
幸せの欠片
第7章 夫の企て
 昨日より強い痛みは来ないはずと自分に言い聞かせ、アナルに神経を集中させると、力を入れないように努力をした。 


「そうです。上手ですよ」


 ドクターは、そう言うと、指を軽く出し入れしたり、マッサージをするようにほぐしたりした。

 麻衣は、昨夜の夫を思い出し、それでも幾らかの痛みがやって来るものと思って構えていたが、痛みはなかった。

 ただ、便意を催さないかということが気に掛かり始めていた。


「さて、麻衣さん、そろそろ始めますが、絶対に動いてはいけませんよ。腸を傷つけるといけないから」

「え?」

「はい、じっとしてて下さいね」

 ー まさか……!


 そう思った時には、少し硬めの何かがアヌスに差し入れられていた。

「あぁ……! やめてぇ……お願いです……いやぁ……」


 櫂が、しっかりと麻衣の腕を掴んでいて、もう全く身動きは出来なかった。

 その間に、シューッと生暖かい液体が注入されるのを感じていた。


「あぁーーーっ!」

「はい、終わりましたよ」


 ドクターの声に、ほっとしたのもつかの間、お腹の中が膨れた感じがして、もう遅いのだと思った。

 そのままドクターは、何かあったら呼んで下さいと言い、部屋を出て行った。

 ふいに櫂が目隠しを外して、視界が明るくなったが、手枷と足枷には鎖がついていて、全く動けないことに変わりはなかった。


「10分したら外してあげますから、我慢するんですよ」


 そう言って、櫂はタイマーを麻衣の見える位置に置いた。

 けれども、麻衣のお腹は早速、ゴロゴロと動き始めている。


「ご主人様、無理です。10分なんてもちません」

「頑張りましょう、麻衣さん。お腹も綺麗になりますから」


 今頃になって、櫂が『お腹を綺麗にする』と言った意味がわかった。


「はぁ……許して下さい。もう無理……」


 そう言いつつ、麻衣は必死に力を入れて、お腹の中から出て行こうとするものをせき止めていた。

 10分は、とてもなく長かったが、麻衣は脂汗をかきながら必死に耐えた。

 タイマーが鳴り始めた時、麻衣は、本当に限界だと思った。

 櫂が枷を外す間も、もどかしく、転がり込むようにトイレに駆け込んだ。

 トイレから出ると、アリアが待機していて、バスルームに連れて行ってくれた。
/112ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ