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幸せの欠片
第7章 夫の企て
  アリアと話をしてわかったことは、櫂やアリアには、麻衣の知らない夫との繋がりがあるということ、それから、このジムや、もしかするとアリアと出会った他のところにも夫が深く関わっているのではないかということだった。

 ようやく少し見えて来た麻衣の知らない夫の顔。

 これまで8年もの間、夫と一緒に暮らして来て、麻衣は夫の何を見ていたのだろう?

 夫は、麻衣に、その本性を隠していたのか、それとも麻衣が気づかなかったのか?

 たくさんの疑問が湧いては来たけれど、それをどう夫に確かめればいいのかわからなかった。

 あの痴漢にあった日以来の、夫の態度と生活の急激な変化の訳を知りたいとは思うけれど、それを尋ねると、何かが壊れるような気もした。

 夫は麻衣のことを生涯の伴侶だと思っていることは、言葉通りならとても幸せなことで、この変化にしても、苦しいことがあっても絶対に嫌だとは思っていない。

 アリアの言った『すぐにわかりますよ』というのが本当なら、また何か別の展開があるのだろう。

 夫が望む変化で、麻衣が受け入れられることは、すべて受け入れたいと思った。








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