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幸せの欠片
第8章 悟の出張
「そうか。じゃあ、俺がシャワーから出て来るまで、ここで、お尻を上げたまま、これを抜かずに待っているんだ」

「は、はい……」

「片手で乳首をつまめ。もう片手はここだ」


 そう言うと、麻衣の腕を花芯に持って行く。


「はい……」

「イクまで続けるんだ。俺が出て来るまではイッてもやめるなよ」

「はい」


 悟は、そのままシャワーを浴びに行ってしまった。
 夫の命令だから、言われる通りにするのが喜びではあるが、玄関から あっすぐに伸びた廊下で、プラグを詰められたお尻を上げてオナニーをしている自分の姿を想像すると、裸で表に立っているほど恥ずかしかった。

 どうしてだか麻衣にも不思議だったが、こんなに恥ずかしいこと、と思うと余計に感じてしまう自分がいた。はっきり、それを自覚した麻衣は、夫にもっと恥ずかしい目に遭わせて欲しいと思う。
 
 夫がシャワーから出て来た時、まだ麻衣はオナニーを続けていたが、達してはいなかった。


「麻衣、いやらしい格好だな。もっと激しくして見せてみろ」


 夫にそう言われると、感じている自分の痴態を見てもらいたい、夫に喜んで欲しいという気持ちが募って来た。


「はい......」


  そう言って、手の動きを激しくすると、すぐにイッてしまった。


「なんだ、もうイッたのか? やっぱり麻衣の身体は、よほどいやらしく出来ているんだな」


 悟は、そう言うと、麻衣に近づき、四つん這いにさせると、お尻のプラグを押さえながら、自分のいきり立ったモノを後ろから麻衣に突き立てた。

 いつもの夫の感じとは違った。


「よく締まっているな。キツいくらいだ」

「あぁーん……」


 それが夫のほめ言葉に感じられて、麻衣は嬉しかった。

 頑張っている私をもっと可愛がって欲しい、という思いが湧き上がって来る。


「気持ちいいのか?」

「は……い……」

「いいぞ、麻衣。もっと突いて欲しいか?」

「はい……」

「よしっ」


 動きが激しくなり、麻衣の体もそれに応えるようにお腹の奥の方からうねりが来た時、夫は果てた。

 ドクンドクンという夫の体から吹き出したものが、麻衣の中に入って来るのが嬉しかった。



  その夜、ベッドに入ってから悟が言った。


「明日から出張になった」

「はい」
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