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俺の大好きなあまのじゃく
第2章 ありったけの愛を空っぽのグラスに
那智?」部屋は静かなまま「鍵は?」多江さんが首を振る どうする 寝てるのか?「那智!那智!」ダメだな
「壊しても良いですか?弁償します」多江さんが「はい」って車に戻り閉じ込められた時なんかに使う硝子を割るハンマーを持ちドアを力任せに
「那智!」こんなに音がするのに何で反応なしだ?

「那智!」扉を壊して中に沢山の本に囲まれた部屋の奥に寝室が殺風景なベッドとクローゼット化粧台だけ

「那智!」真っ白な顔 息を微かにしてるだけ ベッドの横の台には睡眠薬「救急車!早く」

「那智!しっかりしろ お前がいなきゃ俺はどうすれば良いんだ!」



病院に運ばれ那智は睡眠薬の過剰摂取によるものだと医師に告げられた もう少し遅ければ危なかったとも
「多江さんありがとうございました あなたがいなければ妻を失うところでした」多江さんが泣きながら「?妻 結婚を」一世一代の嘘 那智がんじがらめにしてやる
「婚姻届を書いてもらったんです 俺は那智以外考えられない結婚は大学を卒業後にするつもりでしたが今出してきます これに名前書いてもらえますか?」多江さんが「幸せにしてあげてください」泣き崩れる
「一緒に来てください 那智は家事は出来ませんし俺は側にいてくれるだけで良いので 家事を教えてくれませんか?」何度も頷く よし くそ親父に報告だ 



****「此処は?」僕が目を覚ますと「おはようございます。奥様 私 鷹虎樣と奥様の秘書を仰せつかりました柳 龍帆と言います ご結婚おめでとうございます ご気分はいかがでしょうか?」奥様?誰が 何が?「目が覚めたのか!那智」鷹虎が病室に抱きつこうとすると「今目が覚めたばかりです 落ち着いてください 何もわからずに奥様は戸惑ってらっしゃいます」引き離される
「なんだよ 柳お前は俺のお目付け役だろ くそ親父め結婚の条件なんか知るか!那智は俺の妻なんだ誰にも触らせない」呆れ顔で「はい はい ほんとにこんなに面倒な旦那樣で良いのですか?貴女への愛情は完全に病的ですよ 考え直しますか?」何がなんだか
「ウルサイ柳 考え直さないし ないからな 俺の那智だ」冷静なのは
「柳さん 説明して頂けますか?ご迷惑をお掛けしたみたいですし」柳さんが僕を見て「なんて聡明な奥様なんでしょう こんな荒くれ者の野蛮人には勿体ない 私と結婚しなおしますか?」
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