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俺の大好きなあまのじゃく
第2章 ありったけの愛を空っぽのグラスに
俯く姿に「結婚指輪が欲しい 鷹虎に縛られててやるよ 留学先で心変わりしたらそれは仕方無いけどお前が僕を嫌いにならない限り鷹虎だけだと誓うから」指輪! 急に顔を上げて「直ぐに買いにいく!そうかそうだ 那智は俺のだ」病室を飛び出す
「鷹虎様どうかされましたか?急いで出ていかれましたが?」僕が事情を話すと
「サイズはわかってるんですかね?しかし那智様の事になると冷静な判断も強気な姿勢もみんな崩れますねほんとに えぇ今後のスケジュールですが
明日10時に迎えに来ます 服は後で鷹虎様が 引っ越しは済んでますので ご実家には寄られますか?」首を振ると「了解しました それでは明日」キッチリ頭を下げて出ていく 少し眠いな


*****
「親父 結婚するから署名してくれ」書斎に駆け込み俺が言うと「なんだこんな夜遅くに 相手は誰だ」ってのっそり出てくる まだ仕事してたみたいだ
「鷹虎何事?」お嬢様育ちののんびりした母親だが 家事や家の事は完璧にこなしお手伝いさんはいない 父の秘書が四人 父は母にベタ惚れで母に自分以外近づくのを嫌がる 浮気も余所見もせず真っ直ぐに帰って来る 
確かにキッチリ和服を着こなして派手さはないが色が白く凛とした百合の花の様な人 
「母さん結婚する 家事が出来ないから教えてくれると助かる」俺の無茶苦茶な振りに
「まぁおめでとう わかったわ 楽しみね」ってニコニコ「いきなりなんだ?莉桜そんな簡単じゃないだろう」難しい顔「何を言ってるの?剛さん貴方だって私の事追いかけ回してあげく強引に結婚して私結婚式の日に貴方と初めて話をしたぐらいじゃない 鷹虎が決めた子なんだから大丈夫よ 忙しくなるわ 新しい新居はマンションが良いわね 確か龍くん龍くんまだ帰ってないはず」足早に近づく足音
「奥様御呼びでしょうか?」母さんが嬉しそうに
「遅くにご免なさい 鷹虎が結婚するので新居とか諸々 そうだ鷹虎の秘書が必要ね 龍くんお願いできるかしら 歳も近いしあなたは剛さんの秘書じゃないし ねこれで安心」母さんの意見は絶対 この椿の家では誰も逆らえない
「莉桜 そんな簡単に」苦虫を噛み潰した様な父の顔「わかった詳しく話せ」それからこれからの事を皆で話し合い俺が持って来た紙に父が署名
「先方にも話さなきゃいけないな」腹を決めたらしい
「宜しくお願いします鷹虎様」柳 龍帆食えないヤツ
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