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俺の大好きなあまのじゃく
第2章 ありったけの愛を空っぽのグラスに
「宜しく」握手 作り笑いが完璧でムカつく

朝から忙しい 母さんはご機嫌で父は那智の父親と話をしてる 確か政治家だったか で母親が女優 華やかな表舞台にいる人達なのに那智は俯いたまま にこりとも笑わない 美しく誰もが一瞬で目を奪われ虜になるぐらいの容姿なのに本人は無頓着 

「なんだあの親は 一人娘が結婚するって言うのに自分の地位が大事なのか?鷹虎直ぐにでも那智さんを迎えに行け 家の大事な娘になる人だ 龍帆私も会いに行くぞ 莉桜宜しくな」嬉しそうに頷く母さんは「色々揃えなきゃ」ってなんだか急に動き出した 留学か那智の側を離れたくない だけど


それからはバタバタと忙しかった 留学の話を那智は真剣な顔で聞き 必要なこととあっさり承諾
で指輪が欲しいって煮え切らない俺を焚き付けるみたいに 
那智が気絶したみたいに眠った後全部測ったんだ ウエディングドレスの採寸指輪のサイズもバッチリ
大好きな人俺だけしか見ないで 


「いらっしゃいませ」ドキドキしながら有名なブランドショップに 沢山並んだ指輪に顔がにやけそう

一つ一つ丁寧に見ていく 那智の細く長い指 白い肌に似合う指輪
「綺麗だな」可愛い パライバトルマリン「いかがですか?」これに決めた ペアになってるデザインに一目惚れ「これにします」店員が「ありがとうございます」って丁寧に箱に 嬉しすぎ それと服 

「那智戻ったよ」俺が病室に行くと「静かに 寝てしまわれたんですよ 鷹虎様が困らせてばかりいるから 精神的にも不安定な時に強引に事を進めて お可哀想に これだけの美しさ聡明さがありながら まるで隠れる様に目立たぬ様に息を殺して生きてらっしゃる意味を考えた事がおありですか?強くなるべきです 那智様が笑顔でいられるように」そんなのわかってる 
「二人きりにしてくれ 留学は受け入れるから」了解しましたと静かに出ていく 嵌められた気分だか仕方ない事実なのだから 何も持たない俺がいきなり社長なんて出来ないし肩書きは邪魔にはならないだろう 勉強する事も沢山ある那智の言う通りだ
「那智大好きだよ」軽くキス 綺麗な眠り姫 服を置いて俺も病室を出る 愛しくて貴女しか見えないんだ ゴメンね覚悟してもう離してあげられないから


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