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 ロリ放題の世界
第9章  酔っ払いエロロリちゃん

 サラとグラスを合わせ、俺は珍しく水割りを一気に呑んだ。
「サラちゃんも、呑んで?」
「はいっ」
 言ってみただけだが、サラは本当に一気に呑んでしまう。
「凄いね。今日はガンガン呑もう」
「はい」
 やっとサラがニッコリと笑った。
 可愛すぎる。ペッタンコちゃんだし、ロリちゃんだし。あまり話さないのは、緊張しているせいだろう。職場が急に変わったら、俺だって緊張する。
 俺が2人分の水割りを作り、サラに渡した。
「ごめんなさいっ」
「いいの。サラちゃんは、ここにいて呑んでくれるだけで。あ、料理も食べなよ」
「はいっ。ありがとうございますっ」
 元気も出て来たようだ。
 俺が入れたボトルは呑みやすい。やはり高いだけあって高級なんだろう。サラの分はわざと少し濃く作ったが、サラは普通に呑んでいる。
 これなら、酔っ払いロリちゃんと楽しめるかも。
「えっと。お客様は、どちらから……」
「お兄ちゃん、て呼んで。黒服に何か言われたら、俺の希望だって言ってよ」
「はいっ。お兄ちゃん」
 ニッコリしながら言われ、もうサラが15歳だろうが関係ない。見た目は完全にロリちゃんだ。
「王族の、方、ですよね?」
 こっちの世界に来ると、いつも言われる。黒服のスーツは制服みたいなもので、普段はRPGの世界観のような服なんだろう。その中で長袖Tシャツにジーンズというのは、確かに少し変わっているかもしれないが。
「しーっ」
 俺は、サラの唇に立てた人差し指を近付けて言った。
 まぁ。誤魔化しみたいなモノ。これで大体、王族がお忍びで来ていると思うらしい。本当にお忍びなら、服装も合わせて来るだろうが。
「あれ? もう呑んだの?」
「ごめんなさい」
「違うよ。気付かなくてゴメン。どんどん呑もう。足りなくなったら、もう1本頼めばいいし」
 サラのグラスを取ろうとすると、サラが止めようと手を包む。ラッキーだ。
「じゃあ、サラちゃんのは、俺が作るから。俺のは、サラちゃんが作って」
「はいっ 解りましたっ」
 素直に頷くのも可愛い。
「食べなよ。あれ? フルーツ、頼まなかったんだ?」
「ここ、高いから。前の倍もして……」

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