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Ate
第2章 ─戻れない日常─
買い物も一段落し、三人はとあるカフェに来ていた。
「洋服まで買っちゃったし、今月やばいね」
凛音は苦く笑いながらカフェオレを飲んだ。
「いいじゃん、支払いの大半は玲でしょ?」
凛音は買い物中、女子特有のねだりにより、玲に色々と買わせていた。鈴葉も人のことは言えない。ちゃっかり可愛らしいヘアピンを買ってもらっている。
「電車の時間もあれだし帰ろっか」
時間の確認をし、鈴葉と凛音が立ち上がると、のんびりと紅茶を啜っていた玲は焦って飲み干す。
「よーし、荷物持ちじゃんけんねっ!」
これは小学生の頃から変わらず、大学生になった今でも続いている。
「せーのっ──」
結局言い出した凛音が負け、ブツブツ文句を言いながら駅まで荷物を一人で持った。
途中で見かねた玲が半分持ってやっていたが。
ようやく電車がホームに入り、三人は乗り込んだ。時間が時間なだけあって、車内は混雑している。それでも三人は楽しそうに語りながら寮への帰路を進んだ。
「洋服まで買っちゃったし、今月やばいね」
凛音は苦く笑いながらカフェオレを飲んだ。
「いいじゃん、支払いの大半は玲でしょ?」
凛音は買い物中、女子特有のねだりにより、玲に色々と買わせていた。鈴葉も人のことは言えない。ちゃっかり可愛らしいヘアピンを買ってもらっている。
「電車の時間もあれだし帰ろっか」
時間の確認をし、鈴葉と凛音が立ち上がると、のんびりと紅茶を啜っていた玲は焦って飲み干す。
「よーし、荷物持ちじゃんけんねっ!」
これは小学生の頃から変わらず、大学生になった今でも続いている。
「せーのっ──」
結局言い出した凛音が負け、ブツブツ文句を言いながら駅まで荷物を一人で持った。
途中で見かねた玲が半分持ってやっていたが。
ようやく電車がホームに入り、三人は乗り込んだ。時間が時間なだけあって、車内は混雑している。それでも三人は楽しそうに語りながら寮への帰路を進んだ。