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ネトラレレ
第7章 卒業生の彼女 坂上依那
 依那はゆっくりと彼の手の甲に自分の指を滑らせ、彼の左薬指に光る結婚指輪をその柔らかな指先でなぞった。

「あとね、先生の声も大好きだった。低くてもよく通る声。とっても授業が聞きやすかったの覚えてる」

 依那の指先は彼の指輪から離れようとはしない。

 依那に握られた手から全身に熱湯が駆けめぐるような錯覚に犯された。

“何が起ころうとしているのか”予想が付くようで、教師として夫としてそれを拒否しなければならないという葛藤があった。十数年近くこの仕事をしてきたが、こんなリアルな予想はしていなかった。

 もしかしたら、冗談だと笑い飛ばされるかもしれない。

 様々な憶測が脳裏をかけめぐるが、この状況を切り抜ける策が全く思いつかない。
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