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ネトラレレ
第2章 運転席の男(ヒト)
 彼はハンドルを支えひたすら車を走らせながら、さっきまでの苛立ちが消えていたことに気がつき口元が少しゆるんだ。

 しかし、彼はふと今回の旅行の目的を思い出しハンドルを強く握りしめた。

“帰り道、彼女は助手席にのってくれるのだろうか”
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