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ネトラレレ
第15章 依那との最後
しばらくして、沈黙を先に破ったのは依那だった。
「タオル洗ってくるね」
彼の手をほどき、振り返らずに依那は給湯室に消えていった。
戻ってきた依那は一つのタオルを彼に渡し、自分の体を拭きながら話し始めた。
「ごめんね先生。私嘘ついてた」依那にはこの言葉がこの瞬間に一番必要な言葉と思った。
「彼氏とまだつきあってるの。多分・・・別れられないの、でも最近会えなくて寂しくて・・・ごめんなさい」
依那は体を拭きながら伏し目がちに話していた。