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妻にぞっこんの優しい童貞夫
第1章 妻にぞっこん。
「ただいまー!」

あつしの元気な声が響く。

「おかえりなさい、あなた。」

「あなた?どうしたのはるかちゃん?あなたなんて呼んだことないじゃん笑」

「あっごめんなさい・・・、おかえりなさい。」

はるかもはるかで下手くそである。

「はるかちゃんの好きなケーキ買ってきたよ!」

「うそっ!ありがとう!!」

ケーキに目のないはるか。

もはや、あつしとエッチすることよりもケーキに目がいっている。

そもそもの問題として、はるかにも問題があるわけである。

常にあつしにペースを握られて、自分の感情をぶつけるわけでもなく、優しいあつしにうなずくだけである。

これでは中学生カップルだ。

しかし、今日のはるかは違った。

「ごちそうさま~。今日のご飯も美味しかったよ。ありがとう、はるかちゃん。」

「あつしさん、今日ね、ちょっとしたもの買ってみたんだ。」

「なになに!美味しいもの?ゲーム?雑貨?」

「これ・・・」

はるかはゆっくりスカートをまくり、真っ赤な下着をあつしに見せつける。

・・・・・

「どうかな、あつしさん・・・」

あつしの答えは予想外のものだった。

「止めてよ、はるかちゃん。。。」

「えっ、なんで?あたし、あつしさんのためにセクシーな下着買ったんだよ。あつしさんに見てもらいたくて。。。」

「それは僕のためになってないよ。はるかちゃんの自己満足だよ。そんなスケベな下着買って、本当は僕じゃなくて、他の男をたぶらかすつもりなんじゃないの!」

「なんでそういうふうになるの?あたしは他の男の人になんて興味ないよ。あつしさんだけだよ。あつしさんにもっと好かれたくて、どうしたらあつしさんに魅力的に映るかなって、それだけを考えてるんだよ。この下着も、あつしさんが好きかなって・・・」

「・・・」

「あつしさんに抱かれたいと思って・・・」

「明日早いからもう寝るね。おやすみ。」

「はい、おやすみなさい。。。」


おやすみと言われても、このまま寝付けるわけがない。
はるかはめぐみに電話をかける。
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