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妻にぞっこんの優しい童貞夫
第1章 妻にぞっこん。
「それは、はるかが悪いよ。」

「なんでよ!あたしはあつしさんのためを思ってやってるのよ。めぐみみたいな男好きとは違って、あつしさん一人だけなの!それなのに、あつしさんは分かってくれない。。。めぐみも分かってくれない。。。」

「あたしずっと前から不思議だったんだけど、あつしさんって童貞なんだよね?」

「うん。」

「ずっと童貞だったってだけでも驚きなのに、エッチもしないで童貞のままよく結婚できたよね、あんたたち。」

「だってお互い好きだし、あつしさんの熱意に負けてしまって。。。」

「だから中学生カップルだって笑われるのよ。あの歳でエッチもしたことがないのは、何か理由があるわけでしょ?」

「おそらく。。。」

「だったら、その理由を聞いてあげることが先決だし、優しく手ほどきしてあげないとダメじゃない。あつしさんだって、はるかとエッチしたいと思ってるはずだよ。でも、童貞だからエッチの仕方が分からないのかもしれないし、きっと何かトラウマがあるのかもしれないよ。」

「・・・」

「いきなり下着見せつけて“あたし抱かれたい”なんて言われたら、あつしさんだって驚くよ。男の人だって準備があるでしょ。疲れてるかもしれないし。そういう心遣いがなんでできないのかね、はるかは。」

「そんなに言わなくてもいいじゃん。。。」

「言わなきゃ分からない子でしょ。」

「はい。」

「あつしさんってオナニーしてるの?」

「分からない。してないことはないと思うんだけど、そういう話しはしたことがないんだよね。」

「風俗とかも行ったことないのかな?」

「逆に行ってたらショックだよ。それこそあたしに魅力が無いわけじゃん。そんなことあったら落ち込むよ。」

「でも、もしかしたらってこともあるよ笑」

「やめてよ!めぐみ!」

「冗談。冗談。笑」

「そしたら、あたしがあつしさんのこと調べてあげよっか?仕事終わりに何をしてるのか。外出しているときに何をしているのか。はるかと何でエッチしないのか。いろいろと探ってあげるよ。」

「ちょっと気が引けるけど、お願いしようかな。。。他に女性がいたら嫌だなぁ・・・」

「大丈夫だよ、あつしさんのこと信じてるんでしょ?」

「うん。」

「じゃぁ決まりね。一週間後に駅前のファミレスでランチ。そのときに結果報告します!」

「お願いします。。。」
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