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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第28章 BLUE BIRD
ガタ・・・
シャ・・・ッ
『っ……ゆぅ…ちゃん』
『・・・』
薄暗くなった病室で
ベットにマリアを押し倒して
カーテンを意味ないくらい乱雑に引いた
『んっ・・・』
『っ……マリア……っ…』
ベットに無理矢理に乗っかって
お互い呼吸もしないくらい
メチャクチャにキスをする
ガタ・・・っ・・・ギシ
『ゆぅちゃん・・・』
『マリア・・・』
一言も交わさない
ひたすら呼び合うのは
慣れ親しんだ、その名前だけ
普段のマリアなら、顔を真っ赤にして…
〃『看護師さん来ちゃうよ?!』〃
理性の塊のような、その人となりなら
そんな一言でも言って
困った顔で俺を見てただろう
だけと、この時だけは違った
俺はもちろん
マリアも…何も言わなかった
病室のベットで?
そんなマンガの読みすぎみたいな
シチュエーションで?
てか動けない女を押し倒して襲うとか?
そんなのって、絶対に……
「「あり得ない!!!」」
フン……、だろうな
あんたらの、お得意のセリフだ
うっせーよ・・・
いい加減、聞き飽きたぜ
モラルに反した
理性の欠片もない人間で…結構だ
誰の理解もいらない
そんなモン……求めない
さっきのナースが入って来るかも?
誰かが偶然、ドアを開けるかも?
マリアの家族が……予定外に
早くやってくるかも?
それでも、なんでも
すべて・・・どうでも良かったんだ
この瞬間(とき)だけは
誰に・・・何を言われても
うっせぇよ…
好きに言えばいいだろ
ほら…どうした?
うしろ指させよ、軽蔑しろよ
それでもいい
だから・・・今は
誰も・・・何も言うな
今だけは・・・俺たちから
時間(とき)を奪わないでくれ
今だけは・・・誰も
邪魔しないでくれ
俺たちに・・・時間を・・・くれ
シャ・・・ッ
『っ……ゆぅ…ちゃん』
『・・・』
薄暗くなった病室で
ベットにマリアを押し倒して
カーテンを意味ないくらい乱雑に引いた
『んっ・・・』
『っ……マリア……っ…』
ベットに無理矢理に乗っかって
お互い呼吸もしないくらい
メチャクチャにキスをする
ガタ・・・っ・・・ギシ
『ゆぅちゃん・・・』
『マリア・・・』
一言も交わさない
ひたすら呼び合うのは
慣れ親しんだ、その名前だけ
普段のマリアなら、顔を真っ赤にして…
〃『看護師さん来ちゃうよ?!』〃
理性の塊のような、その人となりなら
そんな一言でも言って
困った顔で俺を見てただろう
だけと、この時だけは違った
俺はもちろん
マリアも…何も言わなかった
病室のベットで?
そんなマンガの読みすぎみたいな
シチュエーションで?
てか動けない女を押し倒して襲うとか?
そんなのって、絶対に……
「「あり得ない!!!」」
フン……、だろうな
あんたらの、お得意のセリフだ
うっせーよ・・・
いい加減、聞き飽きたぜ
モラルに反した
理性の欠片もない人間で…結構だ
誰の理解もいらない
そんなモン……求めない
さっきのナースが入って来るかも?
誰かが偶然、ドアを開けるかも?
マリアの家族が……予定外に
早くやってくるかも?
それでも、なんでも
すべて・・・どうでも良かったんだ
この瞬間(とき)だけは
誰に・・・何を言われても
うっせぇよ…
好きに言えばいいだろ
ほら…どうした?
うしろ指させよ、軽蔑しろよ
それでもいい
だから・・・今は
誰も・・・何も言うな
今だけは・・・俺たちから
時間(とき)を奪わないでくれ
今だけは・・・誰も
邪魔しないでくれ
俺たちに・・・時間を・・・くれ