この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第29章 果たされぬ・・・約束
『中々…面白な事をおっしゃる方だ』
「うふふ・・・あら、そう?
〃遊び〃なんて言うとね
なんだか下世話に聞こえるわ…でもね
つまらない日常を変える原動力
そう思えばいいと思うわ」
『・・・』
「満たされる事も、なんの刺激もない
夫の顔を見れば嫌気がさして
下手をすれば憎しみさえわく
そんな…荒んだ顔で過ごす毎日なら
ちゃんと自分に〃報酬〃をあげて
頑張る方がうんと楽しいわよ」
『報酬?…』
「そう…♪つまらない毎日を
乗りきった自分に対する〃報酬〃」
『それが、あなたの…〃自由〃な
この時間ってワケですか・・・』
「ふふふっ……そういう事ね
なんの代価もないのに
黙って耐えられないわ…誰だって
あなただって・・・〃報酬〃がなければ
〃仕事〃なんてしないでしょ?」
『ハハハっ、…それは説得力がありますね』
「クス・・・笑顔も素敵ね
ますます好みかも…」
『ふっ・・・俺もキライじゃないデスよ?
自由で・・・欲望に正直で、したたか…
奔放な、そんな生き方・・・』
「ふふ…誉めてるつもり?それ」
『一応、褒めたつもりですけど?(笑)』
「うふふ…あなたみたいな人、初めて
なら私達、気が合いそうね?
今日は楽しみましょう」
『でも・・・俺はエンリョしとくんで』
ニッコリ?・・・
なんて
作り笑いで返して
俺は…左腕に絡み付く
香水のキツイその両手を
そっと振りほどいた
あ…俺は
家の近くだから
タクシー降りたまでだからな?
「は・・・?…ちょっと」
ヌリカベみたいに完璧に?武装された
その顔が
ポーカーフェイスみたいに
崩れない妖艶な笑顔が・・・一瞬
崩れるように眉がピクっと動いて
俺を見上げてた
「うふふ・・・あら、そう?
〃遊び〃なんて言うとね
なんだか下世話に聞こえるわ…でもね
つまらない日常を変える原動力
そう思えばいいと思うわ」
『・・・』
「満たされる事も、なんの刺激もない
夫の顔を見れば嫌気がさして
下手をすれば憎しみさえわく
そんな…荒んだ顔で過ごす毎日なら
ちゃんと自分に〃報酬〃をあげて
頑張る方がうんと楽しいわよ」
『報酬?…』
「そう…♪つまらない毎日を
乗りきった自分に対する〃報酬〃」
『それが、あなたの…〃自由〃な
この時間ってワケですか・・・』
「ふふふっ……そういう事ね
なんの代価もないのに
黙って耐えられないわ…誰だって
あなただって・・・〃報酬〃がなければ
〃仕事〃なんてしないでしょ?」
『ハハハっ、…それは説得力がありますね』
「クス・・・笑顔も素敵ね
ますます好みかも…」
『ふっ・・・俺もキライじゃないデスよ?
自由で・・・欲望に正直で、したたか…
奔放な、そんな生き方・・・』
「ふふ…誉めてるつもり?それ」
『一応、褒めたつもりですけど?(笑)』
「うふふ…あなたみたいな人、初めて
なら私達、気が合いそうね?
今日は楽しみましょう」
『でも・・・俺はエンリョしとくんで』
ニッコリ?・・・
なんて
作り笑いで返して
俺は…左腕に絡み付く
香水のキツイその両手を
そっと振りほどいた
あ…俺は
家の近くだから
タクシー降りたまでだからな?
「は・・・?…ちょっと」
ヌリカベみたいに完璧に?武装された
その顔が
ポーカーフェイスみたいに
崩れない妖艶な笑顔が・・・一瞬
崩れるように眉がピクっと動いて
俺を見上げてた