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第29章 果たされぬ・・・約束

本当は・・・気付いてた


わかってた俺の心の内


だけど


向き合えないでいる・・・俺の気持ち








そんな心の痛みから

再び逃れて

俺は自宅へと急いだ









田舎町……と言っても

俺は交通の便もあって
比較的、繁華街に

駅に近い場所に住んでいる



都会に比べたら
夜の街灯や・・・コンビニの数も


格段に少ないけどな？(苦笑)







ﾂｶﾂｶﾂｶ・・・






〃コンビニ・・・〃




ここを過ぎると、ひたすら住宅街


でもって俺の家がある





逆に…それしかねぇから



コンビニ寄るなら、今のうち







しかし・・・なんか疲れたぜ今日は



平凡…なんてことない毎日で

大したことしてねぇのにな？




ま、あの合コンのせいだがな(苦笑)







不倫・・・？




二度と御免だぜ…バカヤロウ







『・・・』



なんて・・・




どこか・・・自分の過去を

否定するような俺も

確かにいたり





中々…俺のその胸の内は


複雑…矛盾


ぐちゃぐちゃだったりも・・・した








『ﾊｧ・・・』




やめろやめろ




疲れた？

まぁいいじゃねぇか

クソブラック企業で
休みもまともにない、なんてんじゃない



平凡？…なんてことない？



それって…有難いことじゃねぇか





明日は休みだ




多少疲れようが
なんてことないだろう








適当に買い物して
さっさとコンビニを出る







ﾂｶﾂｶﾂｶ・・・






ﾄｺﾄｺﾄｺ・・・







『・・・』








ﾂｶﾂｶﾂｶ・・・





ﾄｺﾄｺﾄｺ・・・ﾄｺ











『あの・・・』








『・・・？』








は・・・？