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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第5章 指定避難所だから・・・
しかし・・・まさかの年上とはなぁ




家出少女と思いきや

家出人妻で・・・

ワケのわかんねぇクソガキと
思ってたら

まさか年上のお姉さんだとはな

(事実を知ってもあまりしっくり来んが)


衝撃波のカタマリみてぇな
女だったな。


マリアを見送って
自宅へと帰る道で



俺は一人まだぶつくさ頭でつぶやきながら
考えていた。




マリアが年上だった・・・。


最後の衝撃事実が


俺の中にあった

「なんだコイツ?」
「ワケわかんねぇやつ」

の感情、そして
その疑問をピタリピタリと埋めていく。


生意気なガキと思いきや

急に大人びたこと言ったり
落ち着きはらったこと言ったり
しっかりした意見持ってたり…

なんだ・・・コイツ?

なんて思ってたのが
今は
「なるほど」
になっている。


マリアから渡された封筒の表には
しっかりとした字で
〃篠宮 優人 様〃と書かれていて

金と一緒に、一筆…
御礼の手紙が入っていた。

御礼にと、くれた菓子折も
一人暮らしの俺に
持て余さない程よいものだったり


そんな気配りだったりとか…

人柄も然りだろうが
なんか
しっかり者なんだな。



加えて
マリアは年齢相応の
落ち着きや大人びた意見を
言ってただけなのな?(笑)

その辺は笑って済むというか
なるほど~で感心したりなんだが


色々と恥ずかしくなってきてさ
今もちと、赤面してくる。

特に

ひとつだけ


あ、あの時な?

俺がマリアを
警察に突きだそうとした(笑)ときな?


マリアは取り乱して
半狂乱で俺にとりあえず罵声浴びせてた…

そう思うけどさ


『クソガキ!』の一言だけはさ


マリア・・・あれ

あれだけは

素で言ってたんだろーな?(苦笑)

とか思うと

めちゃめちゃ恥ずかしいってか



ガキ(と、思い込んでたから)に

クソガキなんて言われたの

生まれて初めてでさ(笑)



内心ブチギレながらさ


地味~~にショック受けてたんだよな俺・・・

きっと(笑)



しかも
事実上・・・本当に
「クソガキ」言われてたの
俺の方だったんだからよ。


(器ちっちぇな?俺・・・(笑))
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