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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第7章 守りたい・・・
ほとんど眠れなかった・・・
俺は先に起きてパソコンを開く。
ちょっと…クセになってるか?
マリアが少しよろけながら
起きてきた。
頭を少し押さえて・・・
痛むのか…
それは、当然か。
『おはよ、座りな』
マリアはうなずいて
俺の隣にちょこんと座った。
『消毒しよっか・・・』
昨日より傷が腫れてアザも
濃くなっていた。
マリアが横目でテーブルのPCを
チラチラと見ている。
『・・・シェルター?』
『・・・・・・知ってんのか?』
『…うん。前に…色々…調べてた』
マリアはやっぱり…
俺が調べたり見たりしたことは
既に知ってるのだと思う。
『ゆぅちゃん…そんなのまで
調べてくれてたの?』
マリアが微かに笑った。
『ありがとう・・・』
『・・・』
『でも、どうして?・・・
どうして、ゆぅちゃん…そこまで』
『マリアがそこに・・・』
『そうゆんじゃなくて…本当に』
俺にもわかんねぇよ・・・
だけど俺・・・
『許せねぇから…じゃねぇかな』
『え・・・』
『俺の親父が・・・』
俺はマリアに話してしまった。
『最低の…クズ親父だった・・・』
だから・・・マリアを
ほっとけなかったんだ。
俺は先に起きてパソコンを開く。
ちょっと…クセになってるか?
マリアが少しよろけながら
起きてきた。
頭を少し押さえて・・・
痛むのか…
それは、当然か。
『おはよ、座りな』
マリアはうなずいて
俺の隣にちょこんと座った。
『消毒しよっか・・・』
昨日より傷が腫れてアザも
濃くなっていた。
マリアが横目でテーブルのPCを
チラチラと見ている。
『・・・シェルター?』
『・・・・・・知ってんのか?』
『…うん。前に…色々…調べてた』
マリアはやっぱり…
俺が調べたり見たりしたことは
既に知ってるのだと思う。
『ゆぅちゃん…そんなのまで
調べてくれてたの?』
マリアが微かに笑った。
『ありがとう・・・』
『・・・』
『でも、どうして?・・・
どうして、ゆぅちゃん…そこまで』
『マリアがそこに・・・』
『そうゆんじゃなくて…本当に』
俺にもわかんねぇよ・・・
だけど俺・・・
『許せねぇから…じゃねぇかな』
『え・・・』
『俺の親父が・・・』
俺はマリアに話してしまった。
『最低の…クズ親父だった・・・』
だから・・・マリアを
ほっとけなかったんだ。