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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第8章 ゆるされぬ想い・・・
『そんなの・・・絶対にちがうとおもう』
マリアが
見たことないくらい
真剣な目…と言うか
まっすぐに・・・
つよいまなざしで俺を見ていた。
『お母さんは…そんなこと絶対に…
これっぽっちも思っていないと思う』
『・・・マリア?』
その瞳の力強さに…
俺はしばらく硬直した。
『ゆぅちゃんは…
ユウトくんは…お母さんにとって
大切な〃お母さんの子〃だと思う。
何物にも代えがたい…
尊くて大切な
大事な大事な息子だと思う』
『・・・』
『お母さん思いで…妹思いで…
優しくて、つよい…最高の
自慢の息子だって思ってると思う!…
そんな息子を…
ゆぅちゃんのことを
お母さんが、そんな風に
思うわけないよ!…』
マリア・・・どうしたんだよ
お前、そんな。
『生みの親が誰であろうと
育ての親がなんだろうと・・・』
『・・・』
『あなたは・・・あなたじゃない』
マリアが
見たことないくらい
真剣な目…と言うか
まっすぐに・・・
つよいまなざしで俺を見ていた。
『お母さんは…そんなこと絶対に…
これっぽっちも思っていないと思う』
『・・・マリア?』
その瞳の力強さに…
俺はしばらく硬直した。
『ゆぅちゃんは…
ユウトくんは…お母さんにとって
大切な〃お母さんの子〃だと思う。
何物にも代えがたい…
尊くて大切な
大事な大事な息子だと思う』
『・・・』
『お母さん思いで…妹思いで…
優しくて、つよい…最高の
自慢の息子だって思ってると思う!…
そんな息子を…
ゆぅちゃんのことを
お母さんが、そんな風に
思うわけないよ!…』
マリア・・・どうしたんだよ
お前、そんな。
『生みの親が誰であろうと
育ての親がなんだろうと・・・』
『・・・』
『あなたは・・・あなたじゃない』