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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第9章 鳥かごの中で・・・
マリアとは時々メールしたり
電話していた。
『~~しんどいこともあるけど
すごく充実してて、なんだかんだで
楽しいよ』
電話の向こうのマリアの声は
いつも明るかった。
もう数ヶ月会ってないが
元気に…頑張ってるみたいだ。
バイトの話だったり
今のマリアの日常の話
『~周りはほとんど年下の子達だけどね
みんな良くしてくれてるの』
『良かったなぁ!てか店どこにあんの?
今度いく(笑)』
『え?~え~(笑)…私・・・
裏にしかいないよ?』
人間、目標を持つと違うというか
やっぱり外に出るのは
良いことなんだろうな。
ちなみにマリアが働いてるのが
俺の会社から程近いことがわかり
俺は休憩時間に訪ねてみた。
あ、マリアは裏方やってるらしいから
会えないのは承知だけどな?
で・・・?
『なんでオマエがついてくるんだよ?』
ミユ~~~~・・・
『シノくんがわざわざ離れたカフェに
ランチしにいくなんてっ?!
絶対あやしい!あやしい~~!』
なんか余計なモンがついてきたが
シカトしてカフェに入る。
「いらっしゃいませ~」
小ぢんまりとした
隠れ家みたいなカフェ
昼時だから仕方ないが
満席だった。
「カウンター席でも宜しいですか?」
『はい、なんでも』
カウンター席で適当にメニューを見る。
カウンターには恰幅の良い
マスターがコーヒーを煎れている。
チラチラ・・・
カウンターの向こう
厨房は完全に見えない。
まぁ、そもそも休みかもしれないし
「お待たせしましたぁ~」
雰囲気は落ち着いてるが
中々賑わう店内
あちらこちらから
会話や声が聞こえてくる。
「ハヤシライスお待たせしましたぁ」
「エスプレッソでございます」
「あれ、あんな子いたっけ?」
「新入りかな?」
「~あ、ごめん!それもお願い」
「急いで運んで~」
中々忙しい店みたいだな。
『お待たせしました・・・ご注文は』
『・・・え?』
『ぁ・・・』
電話していた。
『~~しんどいこともあるけど
すごく充実してて、なんだかんだで
楽しいよ』
電話の向こうのマリアの声は
いつも明るかった。
もう数ヶ月会ってないが
元気に…頑張ってるみたいだ。
バイトの話だったり
今のマリアの日常の話
『~周りはほとんど年下の子達だけどね
みんな良くしてくれてるの』
『良かったなぁ!てか店どこにあんの?
今度いく(笑)』
『え?~え~(笑)…私・・・
裏にしかいないよ?』
人間、目標を持つと違うというか
やっぱり外に出るのは
良いことなんだろうな。
ちなみにマリアが働いてるのが
俺の会社から程近いことがわかり
俺は休憩時間に訪ねてみた。
あ、マリアは裏方やってるらしいから
会えないのは承知だけどな?
で・・・?
『なんでオマエがついてくるんだよ?』
ミユ~~~~・・・
『シノくんがわざわざ離れたカフェに
ランチしにいくなんてっ?!
絶対あやしい!あやしい~~!』
なんか余計なモンがついてきたが
シカトしてカフェに入る。
「いらっしゃいませ~」
小ぢんまりとした
隠れ家みたいなカフェ
昼時だから仕方ないが
満席だった。
「カウンター席でも宜しいですか?」
『はい、なんでも』
カウンター席で適当にメニューを見る。
カウンターには恰幅の良い
マスターがコーヒーを煎れている。
チラチラ・・・
カウンターの向こう
厨房は完全に見えない。
まぁ、そもそも休みかもしれないし
「お待たせしましたぁ~」
雰囲気は落ち着いてるが
中々賑わう店内
あちらこちらから
会話や声が聞こえてくる。
「ハヤシライスお待たせしましたぁ」
「エスプレッソでございます」
「あれ、あんな子いたっけ?」
「新入りかな?」
「~あ、ごめん!それもお願い」
「急いで運んで~」
中々忙しい店みたいだな。
『お待たせしました・・・ご注文は』
『・・・え?』
『ぁ・・・』