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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第14章 薄汚いこと・・・
理由って理由なんか
ないかもしれない


だけどマリアは…俺らは

人一倍
気をつけてなきゃなんねぇこともあるから…




『楽しいに越したことないけどさ

平和ボケ…しないようにしようぜ』




なんか・・・ウマイこと言えないな。
変に…トゲのある言い方しちまって…




『…ふふ、平和ボケか・・・
私の悪いとこかも。

あ、でも・・・ふふっ
さすがに同じアパートの
お隣さんに偽名つかうのは中々難しいかも』




たしかに…そうだけどな。
本気で言ったワケじゃねぇけどさ





『ふふ、それにね
その時もドタバタってしてたから』


『???なんかあったの』




『ううん。トイレ貸してって言われただけ』


『え・・・』





『なんかお隣のトイレが
おかしくなっちゃって

大家さんに言いに言ったら
たまたま居なくて困ってたらしいの。

それで手当たり次第尋ねたら
私がたまたま出たって話』





『家に・・・あげたのか?』





『??…トイレ貸しただけよ?

ん・・・そればかりは
仕方ないっていうか・・・ね💧?

同じ建物だし…そういうことは
お互い様かな・・・って』





マリアの言うことは
至極まっとう、と言うか


その通りなんだけど


そうじゃなくて…さ


なんだろう俺の…この

根拠のない、不安や焦りみたいな




これを、どうやってマリアに
伝えたらいいんだ?
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