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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第14章 薄汚いこと・・・
俺はマリアの家に向かって
少し小走りで移動していた。
駅から結構遠いんだぜ?
マリアのお気に入りの
オンボロのお城はさ(笑)
マリアのヤツ
まだ大家さんのとこに入り浸って
ネコをみてんのかな?
すっかり遅くなっちまったからな
とりあえず俺は急ぎ足で向かう。
錆び付いた階段を登ってすぐの角の部屋…
『・・・?』
俺はインターホンを鳴らそうとして
手を止めた。
あれ?
ドアが…微妙にだけど
隙間が…?
キィ・・・
カギが・・・どころか
ドアが半開き…
開いている。
『マリア?・・・』
ドアを開けて中に一歩…
マリアを呼んでみるが反応はない。
『・・・』
何より玄関の下駄箱の上には
買い物から帰ったままみたいな
荷物…カギ・・・財布まで
置きっぱなしになっていた。
〃え・・・?〃
『マリア~?』
もう一度呼びかけるが
やはり反応はない
…と言うより
気配が、もうない。
なんだ?・・・どうした?
俺は少し焦った。
一応中に入って
風呂場やトイレ…押し入れまで
覗いてみた。
・・・いない、よな?
『…ったく』
無用心なヤツだなぁ?
あれほど気をつけろって
言ったのによ、これかよ
…と、少し悪態を交えて
呆れながら
俺は少し考える・・・。
〃あ…もしかして〃
コインランドリーか?また。
まぁ、すぐそこだしな
慣れてきたりとかで、って
気持ちも、わからんでもない
また忘れて慌てて取りにでも
走ったのかもしんねぇな?
オイオイ(汗)マリア~・・・
だからってなぁ?
お前一応女だろぉが(笑)
ズボラなヤツだなぁオイ…
・・・なんて
考えながら
俺は少し焦る気持ちをごまかしていた。
ズボラ・・・?
マリアは
うっかりな所はあるけどさ
ズボラなタイプでは
ないと思うんだよな。
俺はひとまず
玄関のカギをもってマリアの部屋を
施錠して
コインランドリーに走った。
少し小走りで移動していた。
駅から結構遠いんだぜ?
マリアのお気に入りの
オンボロのお城はさ(笑)
マリアのヤツ
まだ大家さんのとこに入り浸って
ネコをみてんのかな?
すっかり遅くなっちまったからな
とりあえず俺は急ぎ足で向かう。
錆び付いた階段を登ってすぐの角の部屋…
『・・・?』
俺はインターホンを鳴らそうとして
手を止めた。
あれ?
ドアが…微妙にだけど
隙間が…?
キィ・・・
カギが・・・どころか
ドアが半開き…
開いている。
『マリア?・・・』
ドアを開けて中に一歩…
マリアを呼んでみるが反応はない。
『・・・』
何より玄関の下駄箱の上には
買い物から帰ったままみたいな
荷物…カギ・・・財布まで
置きっぱなしになっていた。
〃え・・・?〃
『マリア~?』
もう一度呼びかけるが
やはり反応はない
…と言うより
気配が、もうない。
なんだ?・・・どうした?
俺は少し焦った。
一応中に入って
風呂場やトイレ…押し入れまで
覗いてみた。
・・・いない、よな?
『…ったく』
無用心なヤツだなぁ?
あれほど気をつけろって
言ったのによ、これかよ
…と、少し悪態を交えて
呆れながら
俺は少し考える・・・。
〃あ…もしかして〃
コインランドリーか?また。
まぁ、すぐそこだしな
慣れてきたりとかで、って
気持ちも、わからんでもない
また忘れて慌てて取りにでも
走ったのかもしんねぇな?
オイオイ(汗)マリア~・・・
だからってなぁ?
お前一応女だろぉが(笑)
ズボラなヤツだなぁオイ…
・・・なんて
考えながら
俺は少し焦る気持ちをごまかしていた。
ズボラ・・・?
マリアは
うっかりな所はあるけどさ
ズボラなタイプでは
ないと思うんだよな。
俺はひとまず
玄関のカギをもってマリアの部屋を
施錠して
コインランドリーに走った。